ごほうび?甘やかし?
親教育プロセス☆は、毎月セミナー開催中。
お越し頂けた皆さん、
ご参加をありがとうございます(^-^)
『甘えさせると甘やかすの違い』と、
『ごほうびを与える』を、
今週のセミナーでお話させて頂いた後に出たご質問です。
Q.【甘やかすとごほうびの違い。
どこまでがごほうびで甘やかしかを知りたい】
甘やかす場合も、
ごほうびの場合も、
どちらも何かを与える
というところでは一緒ですね。
違いは、はっきりしています。
甘やかす事とごほうびの違いは、
簡単に言うと、いつ与えるかです。
甘やかしで与える物を、スター・ペアレンティングでは
「ワイロ」と呼びます。
良い行動の後に、もらえるものがごほうび。
悪い行動の後に、もらえるものがワイロ。
例えば、
「スーパーで静かにベビーカーに座っていて欲しい。」
という親の願望がありました。
初めは静かだったけど、うるさくしだしたので、
慌てておやつを与え、
「これを食べててね」とすると、
子供は「うるさくすると、おやつをもらえる」
というルールを、学びます。
親の意図ではないルールを、
無意識に、学習していくのです。
そうではなく、静かにする事を覚えて欲しいなら、
ごほうびというツールが使えます。
「静かにいてくれたら、おやつをあげるよ」
そして、静かにいてくれたら、
約束どおりちゃんとおやつを与えます。
「静かにしててくれてありがとう。
約束のおやつだよ!やったね~!」
その子供にとって、
買い物の時間が長時間だと感じるようなら、
与えるのは途中でもいいです。
その場合は、そこまでを褒めます。
「静かにできているから、
ごほうびのおやつを、半分だけ先に食べていいよ。
よく頑張ってくれたね。ありがとう。
残りはレジが終わってからね。」
うるさくしたら、得があるのか、
静かにしてたら得があるのか。
そこが、子供がルールを学ぶ分かれ道です。
もちろん子供は意識していません。無意識に学んでいくのです。
「いつ、おやつ(ごほうび)を与えるか」
そこを意識するだけで、
ルールを教える事はとても簡単になります。
もちろん、ごほうびは物でなくていいです。
なでなででも、抱っこしてグルングルンでも、
チューでも、コチョコチョでも。
あなたのお子さんの喜ぶ事、
笑顔になる事は、どんな事でしょう?(^-^)