素敵ママは、子供を泣かせてあげる
『素敵ママは、子供を泣かせてあげる』
3月は、「感情を認めよう月間」でした。
(勉強会のテーマ)
簡単に復習すると、
「感情を認める」とは、相手の感情を否定しない事。
感情を認めている事を、言葉にして伝えてあげる事です。
たとえ、
自分にとって不利(と感じてしまうよう)な感情であっても。
例えば、
すごく急いでいるのに、
子供がふざけていて、こけたとします。
泣き出します。
ふざけて時間かかってる上に、
こけて泣き出すなんて、大人からすると、
”泣きっ面に蜂”です。
そこで、泣いている子供に向かって、
「そんなん痛くない!」と言うのは、
感情を否定する事になります。
側に寄って「こけちゃったね、痛いね~」と
ヨシヨシしてあげる事が、
感情を認めてやる事です。
「人参、イヤ~」と言われたら、
「人参イヤなんやね」
風船が飛んでいって、泣いてる子に
「あ~あ、ちゃんと持っとかんからやで~」
ではなく、
「風船が飛んでいっちゃって、悲しいね」
”感情と行動は別”ですし、
その後の言葉かけもしますが、
まずは何より、感情を認めてあげる事が先決です。
それから、次に移ります。
勉強会で、リピーターの方にご相談を頂きました。
「自分はここで習ったように、
まずは、子供の感情を認めてあげるようになった。
子供が本当に早く泣き止むようになった。
だけど、
じじばば世代やパパ等に、
”そんな事してないでさっさと言う事きかせなさい”
と言われる。」
というものです。
それは、悲しいかな、しょうがない事だと思います。
なぜなら、
私達がそうだったように、
私達より上世代も、
心理学(人間の心の仕組み)など勉強せずに、
子育てしてきたからです。
大人曰く、「それで何とかなってきた。」
確かに、
「そんなん痛くない!」と言われると、
子供は泣き止む事もあるかもしれません。
それは、混乱しているからです。
”え?痛いと思うこの感情は、本当は痛くないの?”
しばらくは、
それでごまかされるかもしれませんが、
自分の感情を否定されてばかりいると、
自分に自信を持てなくなります。
自分の持った感情は、
認められないもの、良くないものだと
自分を責めたり、
人前で自分の意見を言えなくなったり
するかもしれません。
”自分はダメな人間だ”と感じたり、
”どうせ勉強しても”と、
勉強などに意欲をもてなくなるかもしれません。
以前は、
その場しのぎの子育て方法(子抑圧方法)が
横行していました。
今は違います。
子育てにも心理学・脳科学などを踏まえ、
「子供の将来のためにはどう接したらいいのか」
というものが、立証されています。
___続く___