息子のひざまくら
我が家には、
抱っこに、種類があります。
・立っち抱っこ(通常の抱っこ)
・おっちん抱っこ(座って抱っこ)
・ねんね抱っこ(寝転がって抱っこ)
・前向き抱っこ(前向きのまま抱っこ)
・王子様抱っこ(お姫様抱っこの男子バージョン)
・肩さま抱っこ(肩車の事を、息子がそう呼ぶ)
↑たぶん、王子様抱っこの変形だと思ってる。
(遊びで、米俵のように抱えたり、
息子を横にしてハンドバッグのように抱えたり、
なんかいろいろ抱っこしますが、
それらはまだ特に名前はありません。
あ、今、名前できました。)
昨夜は、おっちん抱っこ(座ったまま抱っこ)で
寝かしつけを、しました。
覚えてませんが、2~3歳頃だったか、
「かんちゃんは、もう大きくなったから
”たっち抱っこでねんね”は、もうママできないよ~。
ごめんね~。
本当に、大きくなったね~お兄ちゃんやね~。
”おっちん抱っこのねんね”がいいな。」
ていう感じに、お願いしたのをきっかけに、
毎晩ではないですが、息子は、たまに
”おっちん抱っこでねんね”を、ご所望になります。
私は足を伸ばして壁にもたれて座ります。
息子は私と同じような姿勢で、私にもたれます。
(いつの間にか、その向きに変わりました。
たぶん、抱き合うと、足が出て寒いのかな。
てか、寝にくい?)
「今日はもう、ころんちょしよう(横になろう)」と
おっちん抱っこをおしまいしたら、
息子は、「もっとして欲しい」とのこと・・・
でも、寒いし、眠いし、
「今日はここまでなんや・・・」と断ってみました。
息子は、納得いかなかったようで、
「じゃあ、かんちゃん(自分)が、ママをひざまくらする!」
と、言いました。
息子のひざまくらは、私の大好物です。
なんとなく、冗談で
一回ひざまくらしてもらってから、
トリコになりました。
ひざの柔らかさと、ぬくもり、
あと、下から見上げた息子の角度は格別です。
(顎・口だけ見えて、可愛すぎる)
鼻が、”たまに”見える。(可愛すぎる)
私が見上げている事に気付くと、
息子は、優しくにっこり微笑んでくれました(笑)
(息子のにっこりは、なんか笑えるにっこり
なのですが、その作り笑顔?がまた、かわいい)
そして、笑えながらも
なんて包まれる感じ・・・
また見上げると、また、にっこり。
おっちん抱っこを、
そこそこで終わらせた負い目がある私は、
なんか申し訳ない気持ちで、
「なんで笑ってるの?」
と聞いてみました。
「ママがかわいいからやで~」
その言葉が幸せ過ぎて、
「ありがとう、ママ嬉しかった」と、ひざまくらを終わりました。
その後、
追い打ちをかけるように息子は
横になって、ママのほっぺをなでながら、
「ママは、かわいくって、賢くって、
かんちゃんねこちゃんみたいに、かわいいんやで」
(”ねこちゃん”は、かわいいの表現だと思われます)
と、言ってくれました。
その話を、息子が寝た後、
パパに聞いてもらいました。
「私は途中で、おっちん抱っこ終わらせたのに、
かんちゃんは、ひざまくらしてくれた上、
優しく微笑んでくれて・・・
幸せだけど、ちょっと心苦しくなった」
と、パパに伝えると、
「いつも、ママが
そうやって微笑んであげてるからやと思うよ」
と、言ってくれました。
「なんてかわいいんや~!!」と思いました。
おっちん抱っこは、座れるといっても、
眠い中、何十分もしてると、
さすがに横になりたくなります。
時には、(よく?)
早く横になりたいなぁ。
早く寝ないかなぁ。
と思ったりしながら、
息子の様子を見てましたが、
そんな にっこりイメージを、持っててくれてたなんて。
私が、息子のひざまくらを、大好物なように、
息子にとっても、おっちん抱っこは、大好物なのかな
と、勝手にイメージして、
「そんな存在でいれて幸せだな」って、
とても誇らしい気分になりました。
「子供って、
見なくていい所まで見てる」
と言いますが、
こんなところも、ちゃんと見てくれてるんだな~。
ママが意識してない、いいところを見てくれてて、
マネしてくれたのが、嬉しい。
マネしてくれた事に、
一人では気づけなかったから、
心苦しさだけあったから、
パパに聞いてもらえて、良かった。
ちなみに、
息子が見てた「見なくていいところ」
というか
「聞こえて欲しくなかったところ」は、
数日前。
嬉しそうに、教えてくれました。
「ママ、昨日、パパみたいに寝てたから、
かんちゃん、うるさくて寝られへんかったわぁ(にっこり)」
パパと息子と3人で大笑いしましたヾ(´▽`;)ゝ