子供は価値観の違いを どうやって理解する?
電車などで、子供に
「なんであの人、車イスなの?」
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と大きな声で聞かれたら、どう答えますか?
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「静かにしなさい」でしょうか?
「失礼なこと言わないの」でしょうか?
「すみません」と謝り、その場から
立ち去りますか?
何でしょう?
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「こどものきもち舎」を立ち上げた
矢野未友木さんの講座に、参加してきました。
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「なんで車イスのオモチャはないの?」
という娘さんの声を、きっかけに、
車イスの工作キットを作られている方です。
http://kids-heart.net/index.html)
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矢野さんの娘さんは6ヶ月のとき、脳性まひの診断を受けました。
娘さんは19歳になった現在も、車イスで生活しています。
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その娘さんはこう言ったそうです。
「直接、聞いてくれたら説明するのに」
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もちろん、個人差はあるでしょう。
それが誰にでも通じる絶対の正解でもないでしょう。
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ただ、私は、そんな答えが返ってくるなんて、思いもしませんでした。
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恐らくの推測ですが、
娘さんからしたら、会話のきっかけ、
価値観(境遇)の違う人同士で、理解し合えるきっかけ
だと感じたのではないでしょうか。
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知らないと、理解のしようもありません。
知るという事は、理解しあえる、認め合える初めの一歩です。
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私達は、確認もしないで
勝手に「聞いたら傷つけるのでは」と
決め付けていないでしょうか。
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理解できないものには関わらない方がいい
見ないフリした方がいい
と無意識に思っていませんか?
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子育てでいうなら、
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子供がカンシャクを起こしたとき
「ワガママを言っている」と勝手に判断して
「いい加減にしなさい」など、
さっさと終わらせようとしていないでしょうか。
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部下が、理解できない事を言ってきた時、
「言い訳をしている」など勝手な判断をして、
言いくるめようとしたりしていないでしょうか。
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理解できないものを、無いものにして、
さっさと通り過ぎていませんか?
その人の存在(心)を無いものにしていませんか?
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子供は、大人の姿(関わり方)を見て、
無意識に学んで(真似て)いきます。
(私達が、大人に言われた言葉を
そのまま子供に使うように←子育て常套句)
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次、子供さんに聞かれた時、
あなたはどんな行動をしますか?
「なんであの人は、車イスに乗っているの?」
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