もう怒りたくない方へ 〜感情の基礎知識〜
怒りは、スーパーヒーロー
もう怒りたくない方へ ~親の為の感情の知識 基礎編~
怒りを、どう捉えていますか?
「怒りは邪魔」
「怒りを引きずってしまう」
「怒りなんて感情、なくなって欲しい」
怒りは、悪者だと思っていませんか?
でも本当は、怒りは、いい者なんです。
あなたを守るスーパーヒーローなのです。
と、言われても全然ピンと来ないかもしれません。
そう思ってしまう方は、もしかしたら、こう考えていませんか?
「我が子にイライラしまう自分は、ダメな親だ」
「怒りがなければ、人や物に危害を加えずに済み、全てうまくいく」
「誰かに言われた一言が、いつまでも頭をめぐってイライラする。
早く怒りを忘れたい。忘れられない自分が嫌だ」
怒りを感じ、
振り回され苦しい時、
他人や自分を責めてしまう時、
「怒りなんていらない!」と思うかもしれません。
実は、あなたが、どう思おうと、
「怒り」というのは、あなたにとって必要な感情なのです。
怒りは感情であり、
「感情」というものは必要なものなのです。
自分を守る上で、命を維持する上で、
必要なものは、ヒトに、標準装備されています。
それを生理機能と言います。
生理機能の例(1)・・・汗
メイク崩れ、汗じみ、あせも…暑い時期になると、とてもうっとうしがられるものですが、
汗をかくから、体温は上がり過ぎずに済み、体を守る事ができます。
汗をかかなければ、体温が上がり過ぎて、体は大変な事になってしまいます。
(汗をかく機能の弱い子供や老人には特に熱中症などの注意が必要ですよね。)
生理機能の例(2)・・・眠気
何かしたい時には邪魔な存在ですが、眠気がなければ、眠りません。
眠らず(休まず)動き続けた体は、どこかで壊れてしまいます。
汗も、眠気も、
自分を守る上で、とても大切なものなのです。
だから、「汗を出したくない」「眠気を感じたくない」と、
心に決めても、汗も眠気も出ます。
そして、感情も生理機能のひとつです。
「怒らずにいよう」とどれだけ強く心に決めても、
「怒り」という感情は出てきます。
それはなぜかというと、汗や眠気同様、
自分を守る為に備わっている機能だからです。
例えば、叩かれました。蹴られました。
あなたが、傷つけられたとします。
「あなたを守る戦隊 怒りレッド」の出番です。
感情は、あなたを守る為に、命を維持する為にあります。
あなたを守る為にあるのです。
そう。怒りという感情も、
「あなたを守る戦隊」なのです。
果たして、「あなたを守る戦隊」とは何者なのか…!!!
「怒りレッド」は、なぜ、必要なのか…!!!
続きはまた。
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