☆感情を認める 3
感情を認めるとは、
ありのままを受けとめる事です。
泣いて嫌がる子に
「泣かないの」ではなく、
「そうか嫌なんやね」
と受けとめてあげる。
悲しんでいる子に「悲しくない!」は逆効果です。
数回は子どもがキョトンとして静かになるかもしれません。
でも、たいがい炎上します。
感情を押し込められているだけだからです。
不完全燃焼で、いつかどこかで爆発するでしょう。
例えば「晩ご飯作るの面倒」ってポロッと出た時、
「面倒じゃない!」や「面倒がるもんじゃない!」
と言われるとします。
どうしますか?
キョトンとしますよね。
それが、そのままになる状態は、
感情を昇華させてあげれていない
押し込めてしまっている状態です。
何?どうしたの?伝わってない?と思えば、
どれだけ面倒かを伝える為に考えを巡らせ、
伝えようとします。
「もしくはこの人にはもう言わない!」
と学習します。
(思春期以降、口をきかなくなるなど)
信頼を失いかねません。
子どもは言葉にできないから
「わかってもらう為の手段」として、
余計「泣く」のだと思います。
(混乱するのもあると思います。)
もし、そこで感情を認めてもらえたら・・・
「晩ご飯作るの、面倒なんやね、
毎日の事やと大変なんやろうね」
と言われると、
「そうやねん。めちゃ大変やねん。
でも作るけどな!!」
「私、いいママ~」って気持ちで
作り始められます(=^・・^=)
チャイルドシートに限らず、
親にとって都合の悪いどんな感情も、
一度受け止めてみましょう。
受けとめてもらえる事で、
子どもの不安は昇華しやすくなります。
抱っこしながら
「嫌なんやな~乗りたくないんやな~」
とトントンしてると、泣き止みます。
●チャイルドシートですが、
どーーうしてもどうやっても、時間がない時は、
力づくで座らせちゃいましょう。
もちろん、怒鳴ったりせず感情を認めながらです。
(「チャイルドシート乗るの嫌やね」など)
そして運転しながらも、
「イヤなんやね~・・・」を続けてやる。
泣こうが わめこうが、
焦らず
怒鳴らず
「もっと遊びたかったんやな~」 と、
そう感じている事を認めてあげる。
(言葉や顔、態度で)
大人が根負けするか、
子どもが「これ以上言っても変わらん」
と学習するかの、勝負です。
この勝負に、親が勝ち続ける事で、
子どもは「泣いても、わめいてもチャイルドシートなんだな」と、
ルールを学びます。
そして、
認めてもらえる事で安心し、
無駄に泣かなくなっていきます。
逆にこの勝負で子どもが勝つと
(うるさいからと、チャイルドシートから下ろすと)
「願いを叶えるには、泣いて、わめけばいいんだな」
と、学習します。
(☆4-1「明確なルールを定める」)
「え、結局、力づくなん?」と、思われましたか?
小さい頃は力づくが必要な時もあります。
子どもは言葉を学んでる途中だからです。
言葉や数回の体験だけで理解してもらうには、
難しい事があります。
(力づくと言っても、もちろん痛くはしません。
子供が納得してなくても抱っこして連れ去るような事です。)
同じ力づくでも、
怒りながらされるのと、
共感してもらえながらされるのでは、全然違います。
仕事に行く日に、「眠い」とこぼした時、
「眠いなんて言ってないで早く仕事行きやー!」か
「眠いんやな~でも仕事やもんな~つらいなぁ~」
って言われるかの違いです。
この場合、どっちにしろ仕事に行くんです。
どちらが気持ちよく仕事に行けるでしょう。
子どもは、言葉も学習中だし、
感情の処理も学習中です。
全~部、丸々ず~っとかまっていたら大人が疲れきってしまいます。
放任になる親は、まじめに構いすぎて疲れきった親
だと、私は思っています。
”親はいつでも全力で!”なんて、
どれくらいの親ができるでしょう。
24時間365日、数年間、親だけの手ではできません。
昔のように、
じじばば兄弟近所のおばさん等、
手があふれているわけでもありません。
ていうか昔はもっと雑だったと思います。
1)疲れきって、倒れるか。
2)怒鳴りちらすか。
3)放任するか。
私はどれもしたくありません。
上手に力を抜けるように、テクニックがあります。
疲れて極端にならぬように、
テクニックを学んで活用していきましょう!
2014.10/25土の親教育セミナーは、
市の補助金と、協賛店様、レディフォーでご支援をくださった
方々のご支援により 開催されました。
ありがとうございました。
有限会社 敦賀ファミリー保険 様