もう怒鳴らなくて大丈夫!(2)

   


では次に、怒鳴られる事のリスクのを挙げてみます。

・怒鳴られると萎縮してしまい、本来の力を出せなくなる
・恐怖感情にさらされれば、冷静に考えづらくなる
・怒鳴られれば、誰か(怒鳴る相手、もしくは怒鳴られた自分や、出来事)を
憎しむ感情が生まれる。などなど

そうすると・・・
余計ミスが増えたり、すねたり、反抗したり
(原因を他の誰かや何かのせいにしたり丸投げしたり)
その人の話を聞かなくなったり・・・

(ここで、大人は余計怒る反応をする場合も爆弾

でも、もしそういうように見えるなら、
それはその子が不真面目なわけでも
大人をバカにしているわけでもないかもしれません。

自分より力のあるものから、
責められている自分を守る事に精一杯になっているだけなのかもしれないのです。
(自分を守る事にいっぱいいっぱいで、冷静に問題を見つめている場合ではない状態)
 

心理学では、Fight or Fligt (闘争か逃走か)状態といいます。
動物は危機的状態では戦うか逃げるかの反応に分かれる事です。
例えば、あなたの目の前に急にトラが現れたとします。虎です。タイガー。
戦いますか逃げますか?
それとも「この虎はオスかな、メスかな。」「アムールトラかな、ベンガルトラかな?」と特徴を探したり「次、虎に出会わない為にはどうすべきかな?」と考えますか?
逃げる方が先ですよね。
(もしかしたら頭真っ白で、逃げる事も戦う事もできないかもしれないです。
この状態も逃げです。2択の判断すら脳が放棄しています。)
でもそこが動物園で、虎は檻の中、自分は安全だとわかるから、
「毛並みキレイ!大きいけどスリム!野生の状態を出す為にわざとエサをあげすぎないようにしているのかな」等、虎を見つめる事ができます。

危機だと感じたら、逃げてしまうのは動物として自然な反応です。
子どもにとって力のかなわない大人に怒鳴られるのは、まさしく危機です。
その場から「逃走」せずとも、見つめるのは問題とされている行動ではなく、
「逃走」として(無意識に)足元のアリや、靴の模様を見つめていたり・・・

もし子どもがその状態だとしたら、必要なのはさらに責める(怒鳴る)事ではありませんね。
「大丈夫だよ、あなたを攻撃(否定)しているのではなく、あなたの行動に関してのみ伝えたい事があるんだよ」と安心させてあげる必要があるかもしれません。

責めるのではなく、
子どもが安心して冷静に考えられる状態にしてやってから、お話をする。

人は、戦う必要も、逃げる必要もないとわかるから、冷静に問題について考えられるのです。
 
 


子育ては繰り返しの毎日、と言われるくらい子育ての問題も繰り返しが多いですショック!

一生懸命子育てして、あれしてこれして疲れている時に
「また!?」と思うと、責めたくなる時もあります。

そして、もし感情を吐き出し、責める言葉を足せば、
大人は一時的にすっきりするかもしれません。

ですが、責めれば、上のように問題を悪化させ兼ねません。
責める言葉は飲み込んで、どう伝えれば伝わるかを考えた方が、後々を思うと大人も楽です。

今、責める言葉を吐き出し、根本的な問題解決は後回しにするのか、
今、心を落ちつけ、解決方法を考えるか、です。

伝えたい事があったり、子どもにちゃんと向き合って考えて欲しいなら、後者を選択する事をお勧めします。
伝えたいなら怒るのではなく、説明すれば良いだけなのです。
怒鳴ってしつけをする必要はないのです。早期解決に見えて遠回りになるのですから。

(3)に続きます。

 - もう怒鳴らなくて大丈夫!

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