子育てに関わる悩みが解決するよう、心理学を基にした情報提供&支援をしています。

嫌な気分を引きずらない方法

2018/02/12
 

●言葉がけで変わります●

 

今回は、

親子心地よく過ごすための空気の作り方のお話です。

 

 

(毎度の事ですが

人間の心理なので、子育てに限らず

上司部下・夫婦関係などにも当てはめて

ご覧いただければと思います)

 

 

 

子供さんに何かして欲しい時ありますよね。

何かしらの行動をやめて欲しい時とか。

特に、何度も言っているのに!って時。

 

例)

「(脱いだ)制服を

下に置いたままにしないで、かけて欲しいな」

「たたくのは、やめて!」

など。

 

 

そんな時、どうしていますか?

 

 

「制服を下に置かずに、かけて欲しいな」

子供がハンガーにかける

おしまい。

 

 

・・・・になっていませんか?

 

 

その時の、それぞれの気持ちはどうでしょう。

 

例)

親・・・やっと片付けた。なんで毎回言わないとできないの?

 

子供・・・注意された。やらされた。

 

 

何だったら、

余計な一言を親が吐いて終わり

・・・なパターンもあるかもしれない。

 

 

 

余計な一言を吐き出して、

それでスッキリしますか?

 

しませんよね?

 

 

言った方も言われた方も

後味悪いですよね。

 

 

それは、ごく一般的な普通の子育てなのですが、

 

 

もし、

「私は、心地よく過ごしたい!」

という理想があるなら

こんな心地よくできる方法もあります。

 

 

 

●ありがとう●

 

それが、「ありがとう」です。

 

「ありがとう」は普段から伝えられていると思いますが、

ここでのポイントは、

注意・指示した後の「ありがとう」です。

 

毎回、注意している側からしたら

 

なんで、言わないとできないのに、ありがとうなの?

いい加減、言わないでできるようになってくれない?

 

と、思ってもおかしくないと思います。

 

 

 

では、別の視点で見てみましょう。

 

過去はおいておいて、

今、

子供さんは

”こちらの希望どおりに片付けてくれた”んです。

 

今にフォーカスすれば「ありがとう」と伝えて、

おかしくないですよね。

 

 

「ありがとう」

は素敵な言葉で、

そう伝えて気分が悪くなる事はありません。

 

(「ありがとうは?」と要求されて

言わされていれば、別でしょうが

 

 

子供も、「やらされた」と感じていても

「ありがとう」と言われれば

やらされた気分の悪さは薄らぐでしょう。

 

 

子供に、制服を片付ける義務なんてありません。

そんな法律ありません。

 

片付けるのは、

(あなたが片付けて欲しいのは)

その場にいる人が心地よく過ごせるために

ではないでしょうか。

 

または、自分の手間を省くため。

 

もし、

将来気がつく人になって欲しいからという理由や、

親子心地よく過ごしたいなら、

今の自分の怒りをぶつけるよりも、

 

子供さんが”その役割を担った”事

実感してもらえばいいんです。

 

 

それが、感謝の言葉「ありがとう」です。

 

 

他にも、

片付けてくれたから、ママ心地いいな。助かったわ♥

「さすが」○○ちゃんだね、お兄ちゃんになったね。

など、付け加えるとお互い、なお心地よい♪

 

 

自分がいかに人に迷惑をかけているかより、

自分がいかに人の役にたっているかのセルフイメージ(自己像)を持たせてあげましょう。

 

 

 

 

脱いだ服をかける・・・という、

大人からしたら、当たり前でささいな事。

 

しかし、子供にその当たり前がまだないのであれば

教えてあげればいいんです。

 

教える・・・脅して知らしめるより、叶えたくなるようなゴールを見せる。

「誰かの邪魔になる」「迷惑」などより、人(家族やママ)の役に立っている感。

 

 

本来、

子供はママの役に立ちたいものです。

人は、誰かに喜んで欲しいものです。

 

 

誰かを喜ばせられる自分でありたいはずです。

 

 

 

関わり方次第で

「自分は誰かの役にたっている」と

自己肯定感を育むこともできれば、

 

自分はまた親に「やらされている」

「言われなきゃできない子」と思わせる事もできる。

 

 

親の言葉がけで、変わるんです。

 

 

 

日頃の言葉がけで変わるのは、

その後すぐの行動というより、

その子のセルフイメージです。

 

そして、セルフイメージどおりに

子供は行動するようになります。

 

 

親も「ありがとう」と言葉にした方が

「もう、またできていない!」

という気持ちを引きずらず心地よく過ごせます。

 

 

 

子供も親も

心地よい親子の空間に戻れます(^O^)/

 

 

 

 

 

その場の空気を支配しやすいのは

やはり上の立場の人です。

 

(もちろん、下が変える場合もあります。

そうなると、どちらが上だか下だか。

上と下は、視点次第なんですよね。

何をもって上とするのか。

 

流動しやすく、そもそも

人として上下なんてないはずなのに、

 

偉そうな人ってのは

たった一つの視点しか持たずに上ぶったりする

ように感じます。)

 

 

 

 

多くの場面で、親はその場の空気を支配しやすいんです。

心地よい空間にリセットされるかどうかは、親次第!

 

 

心地よく過ごしたいなら

心地よい空間を作るリーダー(リードする人)でありたいですね♥

 

 

 

 

●「指摘の後もありがとう」のメリット●

 

・心地よい空気にリセットできる

・子供の自己肯定感・セルフイメージを高められる

・信頼関係を深められる(嫌われにくい)

・認められていると実感できれば、やる気もアップ

・望ましい行動を増やせる

・ありがとうと言える子の見本になれる  など

 

 

 

 

●まとめ●

 

どちらも心地よくなる

素敵な言葉「ありがとう」

 

「ありがとうと言いなさい」と教えるよりも、

 

普段の生活の中に溢れていて

(観察学習で)

自然と口から出るものであれば

 

子供も周りもとてもハッピーですね(^O^)/

 

 

 

 

 

 

 

 

※そもそも「注意をせずに済む方法」をセミナーなどでお話していますが、今回は予防できなかった時にはこんなテクニックもありますよ、というお話でした♪

5大テクニックの☆1「問題を避ける」ができなくても、☆2「良い行動を見つける」で、リカバリーできますという事です(^^)

 

使おうと思ったテクニック、うまくいかなくてもあきらめなくていいんです。自分にはできないと落ち込まなくていいんです。

うまくできなかったと感じた時は、「じゃあ、どうやったらできるかな?」という視点を持って、理想の自分らしい子育てに近づいていきましょう♪

「どうやったら」と考える時、いろんなテクニックを知っている程、自分のゴール(理想)は達成しやすくなります☆

 

 

 

メルマガ読者さんには、特別ワークもありますのでメールに戻って、ご覧頂ければと思います(^^)

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