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自己肯定感を下げる言葉から守る

2018/07/08
 

自己肯定感を下げる言葉から守る

 

頭に浮かんだ事をそのまま

言う子はいます。

 

別にその子が悪いわけではなく、

子供(の想像力)はまだまだ未熟です。

 

 

その言葉が

相手の未来にどう影響するか

考えなしで、

 

ただ頭に浮かんだ事を言うんです。

悪意の有無に関わらず。

 

(それは子供に限りません。

大人も考え無しに使う事があります。)

 

 

(または、子供の行動を

コントロールしたい場合に

後先考えず、けなす場合もあります)

 

 

 

自己肯定感を下げる言葉にさらしたままでは

大事な子供の自己肯定感は

守りきれません。

 

 

日本では

子供の自己肯定感の低さが

問題視されています。

 

 

それは、

子供の自己肯定感を高める言葉より、

下げる言葉が多いからだと感じます。

 

 

 

とはいえ、

完全に世間の声を消す事はできません。

 

 

自己肯定感を守りたいなら、

そういう人からはなるべく遠ざけ、

言葉でも守って(上書きして)あげましょう

 

 

子供は素直なので

人の言葉から影響を受けやすいです。

 

そんな事もできないの

と言われれば、

「自分はそんな簡単な事もできない子なんだ」

と自己肯定感を下げます。

 

 

 

「そんな事もできないの?」

などと言われていたら、

 

「誰でも始めからできるわけじゃないよ。

そんな事言われたら悲しいね。

意地悪な言い方だね。」

 

 

「できないの◯◯ちゃんだけだね~」

と言われていたら、

 

「できるようになる速さは、

人それぞれ違うよ。

 

○○ちゃんは

△△がすんごく早くできたもんね。

 

それぞれ、違って当たり前なんだよ。

そうやって、比べられるのは嫌な気持ちだね」

 

「今できなくても、できるようになるよ。」

 

等と感情を認めたり

「あの人の言い方に問題があるのであって、

あなたがダメなわけではない」

などと、言葉を上書きしてあげましょう。

 

 

 

批判は、ほったらかしでは

頭の中からなくなりにくいです。

 

ショックな言葉ほど無意識に

頭の中で繰り返されやすくもあります。

 

 

必要なのは時間より「上書き」です。

「あの人はああ言ったけど、本当は違うよ

 

 

子供の中の「あの人(の言葉)」

を守る事よりも、

子供の自己肯定感を守る方が大事です。

 

それが、お世話になってる人であれ

何であれ、

 

子供の感情を認め、

「相手が間違っているだけで本当は違う」と、

言葉にして、教えてあげましょう。

 

 

 

相手が誰であれ、

子供の自己肯定感を下げる言葉を

受け入れる必要はありません。

 

親が受け流せば、(親は受け流せても)

子供は「親も同じ考えなんだ!」と

受け取ってしまうでしょう。

 

 

その場で相手とドンパチするかは別として、

 

子供にだけは、

「ママはそんな風には思っていない」

&「あなたは素晴らしい存在だ」

と伝えてあげましょう。

 

 

目先だけでなく

(今がどうかではなく)

 

もっと視野を広く持つ考え方がある

という事を伝えてあげましょう。

 

 

 

 

自分の自己肯定感を守る基礎作り

 

他人の声にさらし、

子供の自己肯定感を下げないよう

 

親は、言葉で

子供を守ってあげましょう。

 

 

「あなたなら、できるよ」には

理由も添えると

子供は自信を取り戻しやすくなります。

 

だって、あれも始めはできなかったけど、

できるようになったでしょ。」

これもだし、あれもだよね。」

これも、特にすごくできるよね!」

など。

 

 

自分は「できる」「すごいんだ」

と、子供が思い出せるよう

過去の記憶も使ってあげましょう。

 

 

そして、

未来はもっとできる!

あなたはこれから

さらに伸びていく存在だ

言葉や態度で教えてあげましょう。

 

 

親のその姿は

子供が他人の言葉から

自分を守る見本になります。

 

 

子供は素直です。

親の(フォローの)言葉が

子供の内言になっていきます

(自分にかける言葉)

 

いつか、

親の目が届かない場所で

自己肯定感を下げるような言葉を

かけられたとき、

 

「いや、自分は違う。そうではない!」

「自分はそんな事言われる人間ではない」

「自分は伸びていく存在だ!」

上書きできるよう

 

多くの言葉でその考えを

染み込ませてあげましょう。

 

 

 

まとめ

 

普段から自己肯定感を高める言葉がけを

する事に加え、

 

自己肯定感を下げるような言葉を

かけられたと感じた時は、

反論の言葉をたっぷり浴びせてあげましょう。

 

 

 

 

 

 

 

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